エアコンの効いた部屋で仕事をし、エアコンが効いた場所で買い物をして、エアコンの効いた電車や車で移動し、エアコンの効いた家でゆっくり過ごし、エアコンの効いた寝室で眠りにつく。
暑い夏にエアコンをかけることはもはや当たり前のことになりつつあります。現代社会ではエアコンが効いていない場所の方が少ないですよね。
しかしそのエアコンのせいで自分達の体に思わぬ変化が起きていることに私たちは気づいていません。そう顔汗をかくリスクが増えていることに…。
エアコンは汗をかきづらい体をつくってしまう
そもそもエアコンを使う理由としては「暑いから！」です。暑いなかで過ごしていると体に様々な症状は出てきます。その最たるものが熱中症でしょう。その他にもだるさや食欲不振、汗をかいての脱水症状など。
これらを回避するためにもエアコンをつけることは有効です。しかしこのブログの読者の方は特に「汗をかきたくない」からエアコンをつけるという方も多いのではないでしょうか。
エアコンをつけて汗をかかなくする
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汗をかかないので快適
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つまりはエアコンで「汗をかきづらい体」を作っているのです。
この夏のルーティンが顔汗の原因になっているのはお気づきですか？
汗は体の体温を常に３６℃～３７℃を保つために体温調節し、上がってしまった体温を冷ますためにあります。
通常、人が日常生活を過ごしている時にかく汗の量は成人だと安静時には１日２００ｍｌ～４００ｍｌ。運動時は1時間に１～３Lもの汗をかきます。
そしてそれは気温によっても左右されます。
では、普段からエアコンを付けて生活してしまうとどうなるでしょうか。１日にかいていた汗をかかないで過ごしてしまいます。
そして「体が汗をかかなくていいんだ」と汗をかきづらい体になります。
「汗をかきづらい体なら、顔汗もかきづらくなるんだからいいんじゃない！？」とお思いかもしれませんが、大間違いなのです！
顔汗が大量にでるのはクーラーの弊害
クーラーで汗をかきづらい体になった事は、汗をかかなくする事に関しては良い事かもしれません。しかしいざクーラーの効いた屋内から出て、汗をかかざるを得ない場所に移動した場合に問題はおきます。
体温を３６℃～３７℃に保つために汗をかくものですが、汗が出やすい場所というのは体の部位によって変わります。
冷房で汗をかきづらくなった体は全体から汗が出るのではなく、汗をかきやすい場所から大量の汗をかいてしまう体になってしまっているのです。
その大量に汗をかいてしまう場所が、顔汗（頭）なのです。
頭には脳があり、人間で一番大事なところです。体温が上がった場合に一番最初に冷やさないといけない場所なので、体がまずは頭から冷やそうと汗を出すのです。
風邪やインフルエンザなどにかかった場合でも冷やす場所は額ですよね。その際に一番汗をかいている場所も額や顔なはずです。
そうつまりはエアコンで汗をかきづらくなった体が、汗を一番最初に一番多くの汗を出す場所に顔汗を選んでしまっているんです。
これがエアコンが顔汗に要注意な理由というわけです。
顔汗を改善するには
では、このエアコン社会にどうすれば顔汗をかかないようにすればよいのでしょうか？
それはエアコンによって本来かくはずだった汗をかいてあげればいいのです。１番良い方法は「運動」ということになります。
汗を顔に集中させること無く、自然に体全体からかくように運動しましょう。体全体から汗をかいてあげる事により、体を通常時の状態に戻してあげることがもっとも重要です。
まとめ
現代社会では室内での仕事でエアコンの効いた状態に加え、座った作業が増えた事により運動不足の方が多いです。汗をかかない状態が多くなり、顔汗で悩んでいる人は男女問わず多くなっています。
顔汗で悩んだらまず、自分の生活習慣を見直し、運動を取り入れる。もしくはエアコンの設定温度を高めにしたり、エアコンを使わなくていいときはエアコンを使わないようにする。
そして汗をいっぱいかけるときはかいていくことにより顔汗を出さなくする体づくりをしていきましょう。
