顔汗と水分量の関係

顔汗発生の原因や環境

顔汗がとまらないのは水分の取り過ぎかも…体の水分量を調節しよう!

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顔汗で悩んでいる方の中で、水分を多くとっている方はいませんか?
「友達と食事中に、友達より多くの水をおかわりする」
「毎日運動をして、しっかりと水分補給をする」
「お酒を毎日飲む」
「ダイエット中に固形物ではなく、スープなどの水分でお腹を満たす」
などなど。
水分を多くとっている方は体内水分量が多くなり、顔汗の原因に繋がる場合があります。
今回はそんな水分量と顔汗の関係を詳しく解説してみます。自分の体の水分量を把握し、制御することで顔汗を撃退していこうではありませんか。

体の水分量は年齢で変化する

人の体の水分量は「胎児で約90%」と多く、次いで「新生児で80%」→「乳児で70%」→「幼児で65%」→「成人男性60%」→「成人女性55%」→「高齢者になると50%」と順次減少していきます。
このように人は生まれてから高齢になるにつれてどんどんと体の中の水分量が変わっていきます。
赤ちゃんはどんな時期でもよく汗をかきます。そして高齢者は汗を全くかかない印象ではないでしょうか?(更年期障害の場合は除き。)
それは上記から分かるように年齢と共に体の中の水分量が減ったことにより、汗をかきにくくなっているのです。
そして男性に比べて女性の方が汗をかきにくいのは体の中の水分量が少ないの事が影響しています。

男女や高齢者の水分量の違いとは

水分量が男性60%に対して女性が55%なのは何故でしょうか。それは身体に付いている脂肪の多さの違いが原因です。
脂肪に含まれる水分量はほとんどありません。体の構造的に男性に比べて女性の方が脂肪が多いため、その差分が水分量の差となっているのです。
そして高齢になって体の水分量が減ってくるのは脂肪が減るからではなく、細胞内の水分量が低下する事が原因とされています。
高齢になるにつれて筋肉量も減り、筋肉の水分量&細胞の水分量の減少は老化現象だと考えられています。

水分量と体脂肪率の関係

脂肪には水分量が少ないとわかりました。これにより体の水分量によって体脂肪率という値が変わってきます。
ダイエットをしている方は分かるかと思いますが、「ダイエット=体脂肪率を下げる」ことが1つの目標です。この数値が水分量によって変わってしまうのです。
身体に水分量が多い場合は体脂肪率が少なくなり、水分量が少ない場合は体脂肪率が多くなります。
自宅に体脂肪率が測れる体重計があれば乗ってみてください。体脂肪率を測る事により体の水分量が多い、少ないが分かります。
水分を摂取した前後、有酸素運動をした前後、おしっこをした前後で少し時間を空けてから測ってみてください。体脂肪率の変化が分かります。
※体重計によっては飲み物を飲む前に測って飲んだ後すぐ測ったりすると正常な数値が出ない事があります。

少し間を開けて(10分~20分程度)再度測りなおしてみると体脂肪率が変わっているのが分かります。
そうすると運動前の体重&体脂肪体より運動後の体重は落ちているのに体脂肪率の方が上がっているのが分かります。
これは汗をかいて体の中の水分量が減ったことにより体脂肪率が上がった結果です。

体内の水分量を測ることで、現在の体が顔汗を「かきやすい状態」なのか「かきにくい状態」なのかを把握しましょう。

水分は体内でどんな働きをしているか

水分を摂取することにより、腸で吸収されて体内の細胞や血液や体液になり、全身をくまなく循環しています。
体の中に酸素や栄養を行き渡らせたり、尿や汗により体の中の老廃物を出したり体温を下げる役割をしています。

水分をとらないと人は生きられない

人は食べ物を食べなくても水さえ飲んでいれば2~3週間は生きていけると言われています。しかし水を飲まない場合は一週間もたないで死んでしまいます。
その理由は以下のようなことが体で起こるからです。
体の中の水分量が減少した場合に脱水症状を起こす

汗が出なくなり、体温調節が出来なくなる

体温の上昇を止める事が出来なくなる。

また、
水分を取らないことにより尿が出なくなる

体の中の老廃物を体内から出す手段がなくなり、血液の流れが悪くなる

体全体の免疫細胞や機能が正常に働かなくなる

これらの結果、人は死んでしまいます。

私は部活中に水分を取る事が禁止されていた時代に生きていました。
水分を取らなかった事で、部活中や部活後にめまいや頭痛や脱力感に加えて食欲が出なくなった経験がありあす。

それは体の中の水分が減少している事による影響で、体重の約2%の水分が失われただけでこの状況に陥ります。
そして約10%の水分がなくなると筋肉痙攣を起こし、次いで循環不全や腎不全を引き起こし、意識障害に陥ります。
さらに体内の水分量が20%以上不足すると死んでしまうと言われています。
なのでいくら顔汗を止める方法として水分量を抑えたいとは言っても、極端に飲む水を減らして体の中の水分を減らそうと考えるやり方は危険です。

体の水分量を減らす方法

では安全に無理なく体の水分量を減らしていくためにはどうしたらよいでしょうか。
私は以下の3つの方法を実践しています。

汗をかく

顔汗を止めたいのに汗をかくっておかしくない?と思いでしょうか。
顔汗をかいている人には体全体の汗が正常に働いていない場合があります。なので顔以外の場所(体全体)でも汗をかくよう、有酸素運動などをします。体全体の汗腺が正常な働きをすることにより、顔汗が軽減してきます。
そして運動による発汗で体からの水分量も同時に減少します。

体の血液循環をよくする

水分量を減らす=体の中の老廃物を減らすという事になります。
老廃物がたまる=水分量が多くなるということなるので、体の血液循環を良くすることにより老廃物を出し水分量を抑える事が出来ます。
方法としては
・ストレッチなどをして全身の血流をよくすること
・あえて水分をとることにより血流をよくし老廃物を出す
などがあります。
水分量を減らしたいのに水分をとるのおかしくない?と思いでしょうが、摂取した水分はちゃんと尿として排出されるので問題ありません。
しかし問題なのはそのきちんと排出ができない場合です。それは次にあげる「尿の正常化」を御覧ください。

尿の正常化

おしっこが貯まると膀胱が大きくなってきます。
※エコー検査の時にはこの作用を利用して、水分をたくさん飲んで膀胱を大きくして検査しやすくしたりします。
しかしおしっこが貯まっているのにトイレに行かず、我慢し続けていると酷い場合には膀胱炎などの症状が出てしまいます。
膀胱が大きくなる=体の中の水分量が増えている事になります。
また、おしっこを我慢していると尿の排出が正常な状態では無くなってしまいます。そうすると老廃物などが体の中に残りやすくなったり、飲んだ水分と排出される水分の割合が正常ではなくなる可能性があります。

何より、おしっこを我慢していると冷や汗がでたりした経験はありませんか?これも顔汗の原因の一つですよね。
1度狂ってしまった尿の排出は正常な状態に戻す必要があります。
それはおしっこをしたい時にするが正解で、正常な状態に戻すために利尿作用がある薬や漢方薬などを取り入れる必要があります。
今までおかしかった利尿作用を正常化することにより顔汗が減ったという方も多くいます。

まとめ

体の中の水分量を正常にする(減らす)事により顔汗をかかなくする方法をご紹介しました。
特に注意してほしいのは体の中から水分を出す方法です。
運動やストレッチなどで汗や老廃物を体外へ出す方法と、利尿作用で尿環境の正常化により体から水分を出すことを心掛けていきたいですね。

水分を取ることは生命維持に必須なのでそこを抑えるという考え方はくれぐれもしないようにお願いします。
お酒の飲みすぎによる水分摂取は問題外ですがね(笑)

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