顔汗で本当に悩んで地元に戻ってきて数ヶ月。外にも出れずに家の中で生活していました。しかし「このままではいけない!顔汗をなんとかしなくては…」と考えるようになりました。そこで単純にまずはお医者さんに診てもらえば何か打開できるかもしれないと考えました。「"顔汗"で皮膚から汗が出ているんだから皮ふ科だろう…」ということで皮ふ科を受診してみることにしました。今回の記事は皮ふ科で診断された顔汗に関する情報をお届けします。あくまで私の場合の診断結果ですが参考として見て頂ければと思います。
顔汗治療のため皮ふ科を受診
さていざ「皮ふ科を受診しよう!」と思ってもどこの皮ふ科に行けばよいのかわかりません。今までの人生で皮ふ科に通ったことがなかったものですから。できることなら”いい”皮ふ科に診てもらいたいものです。
ネットの口コミサイトは地方の病院などは大した事が載ってません。なので地元で長く暮らしている家族、友人、知人などに聞き込みをしてみました。すると”Y皮ふ科”という名前が誰に聞いても一番最初に名前が挙がりました。彼らの話によると地元で評判のよい、有名な皮ふ科らしい。
みなさんから名前の出る病院でならとりあえず信用して大丈夫そうかなと思いY皮膚科を受診することに決定しました。
早速、Y皮ふ科に予約の電話を入れてみました。すると空きがないらしく、一週間後の予約になるとのこと。皮ふ科って一週間も待つものなのですか?初めてでしたので困惑してしまいました。しかしそこまで予約が埋まるほど人気の皮ふ科なら、より期待感があります。とりあえず一週間後の予約を申し込みました。
「これで診てもらえれば、顔汗治るんじゃないかな」とわくわくした気持ちで一週間待ちました。
そして、皮ふ科受診の当日。
予約時間の15分前に到着。Y皮ふ科の院内に入ると待合席にはすごい人の数…。受付を済ますも席に座れないほど混み具合だったので立って待つことにしました。
冷房は入っているのですがその空調は弱く、人の多さで室内気温は上がっています。そして私のすぐ隣には人がいる状況…。
顔汗で悩んでいる方ならこの状況の厳しさが分かるかと思います。
当然、顔汗をかき始めてしまい、隣の人にバレるのではないか、顔汗かきたくないと心の中で思えば思うほど汗が出てきてしまいました…。
必需品のハンカチで顔の汗を拭きながらも自分の呼ばれるのを待ち続けます。
お、遅くない??予定外の事が起きるとそれも心配になりより顔汗が…。
何とか耐え、予約時間より20分オーバーで呼ばれました。
まぁ病院で予約時間にしてちゃんと診てもらえることってなかなかないですけどね…。
皮膚科医の診察中でのやりとり
呼ばれる前にだいぶ顔汗をかいていました。この状態をみてもらったほうが話しが早いだろう…。顔汗を拭かずに診察室へ入室。このまま先生に顔汗で悩んでいる事を相談しました。以下、先生とのやりとりです。
以上で診察は終わり。待った割にはあっけなく終わってしまいました。何より「顔汗に効く薬がない」という現実がわかってしまい、絶望的な気持ちになりました。「これからどうしよう…」と思いながら待合室でお会計を待つことに。
受付から名前を呼ばれ、お会計。そこで”塩化アルミニウム”というワキ汗に効くお薬を処方してもらいました。
これからの顔汗生活をどうしようかと考えながら、皮ふ科を後にしました。
ワキ汗に効く”塩化アルミニウムとは”
せっかく処方してもらったお薬なので、ワキ汗に効くという塩化アルミニウムというものについて調べてみました。
すると塩化アルミニウムは”ワキ汗には”すごく有効な薬だということがわかりました。以下に記します。
塩化アルミニウム水
塩化アルミニウム水は現在、多汗症の人に対して快適なアクションができる薬として推奨されている。
塩化アルミニウム水は汗腺の収縮を促し、汗の量を減らす役割を果たしている。
多汗症(主に脇汗)で皮膚科や内科、美容皮膚科などで診察を行った際は この塩化アルミニウム水を処方されるケースが多い。
塩化アルミニウム水は万能ではない
塩化アルミニウム水は使える用途が限られている。基本的には脇汗に用途があり、手のひらの汗や、足の裏の汗には効果が薄いと言われている。
一番気になっている顔の汗には“効果はない、とは言えない”のだが、目や鼻口に入る恐れがあるので使用してはいけないと言われています。
現に今回わたしが受診した皮膚科のお医者さんから、塩化アルミニウム水を処方される時に「顔汗での使用はしないでください」と言われましたしね。
脇汗対策に塩化アルミニウム水を使用してみた
上記の事から塩化アルミニウム水は基本、脇の汗を止める薬として使用されることが多いです。
なので今回、せっかく塩化アルミニウム水を処方されたのでちょっと使用してみました。
使ってみた感想として「脇に塗った際に、ほとんど違和感なく使用できる!」と感じました。
水みたいにサラサラしているので塗りやすく、匂いもほとんどありません。色は無色透明なので 色移りするということなどもありませんでした。
ただ塩化アルミニウム水を手に取り、脇につけたあと、手を洗った後に問題が発生。石鹸やハンドソープウォッシュで洗おうとするとロウソクのロウを手に塗ったような感触になり、しばらくそれが取れませんでした。自分としては手に違和感を感じてしまいました。
これらのことから推測するに、この塩化アルミニウム水は脇の下(汗腺)をロウソクのロウでフタをするようにして汗を出なくする状態にして、汗を止める効果を持っているのだと思います。
ただ脇の下はそこまで敏感ではないので、手ほど違和感なく使うことができました。
継続時間は人により異なるようです。そこまでわき汗をかく量が多くなく「わき汗をかくのが少しいやだな」と思う方なら朝に1回塗っただけで夜まで全然持ちます。
逆にかなりのわき汗をかいてしまう方だと、お昼頃にもう1回塗り直したり、追加で塗り直さないと汗を抑えきれない場合もあるようです。
私はわき汗はそれほどではないのですが、塗ったときにはわき汗は気にならずに過ごせてました。このことからわき汗には確かに塩化アルミニウム水は効果を発揮しているのだと思います。
ちなみにドラッグストアなどで売られている「わき汗を止める商品」などはほとんどこの塩化アルミニウム水が含まれてるのだとか。
顔に塩化アルミニウム水は本当に使えないのか
わき汗に対してここまで効果があるのなら、どうにかして顔汗対策にも使えないだろうか…。と思うのは自然なことだと思います。私も気になり色々なWebサイトを見て情報を集めました。すると「塩化アルミニウム水を水で薄めて額などに塗ると良い」などの情報がありましたが、私は躊躇してしまいました。多少の汗なら止められるかもしれませんが、私ほどの大量にかく顔汗だと、確実に滴り落ちてきてしまうでしょう。すると目や鼻口に入る可能性があります。そう考えると残念ながら塩化アルミニウム水の顔への使用はやめた方がいいと思いました。
まとめ
地元で一番いいと言われていた皮ふ科でも”顔汗”に対しては対策法程度しかないのかとガッカリしてしまいました。
漢方やヨガも正直いってあまりやろうと思えませんでした。
と言うのも、温かいお茶を飲んだだけで体が熱くなり顔汗が出てしまう自分。
普段そこそこ運動していて、新陳代謝などもよく、体が温まるとすぐ顔汗がでる自分。
漢方やヨガが悪いわけではないと思いますが、自分にとっては相性がよくないと感じてしまいます。
皮膚科での有益な情報は塩化アルミニウムがワキ汗を防げるもので、“顔には使用できない”ということを知れた事でした。
また機会を見つけて違う皮ふ科にもセカンドオピニオンとして行って、話を聞いてみたいと思います。