顔汗治療のガイドライン

顔汗を抑える・治す

顔汗を完全に止める治療はない!?皮膚科学会ガイドラインのまとめ

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顔汗に困っている人が1度は考えたこと…それは皮膚科での治療。皮膚科での治療にはどんなものがあるのでしょうか。皮膚科学会が詳細なレポートを発表しています。それによると残念ながら今現在の医療では顔汗の完治は困難なようです。

多汗症に関しての皮膚科学会レポート

日本皮膚科学会による原発性局所多汗症診療ガイドラインというものがあります。※普通にWeb上で公開されています。
これは皮膚科が多汗症の患者さんを診察する際にこういうふうに診察(治療)していくといいんじゃないかな?という流れを記したものです。
メインで書かれているのは脇汗や手汗などですが、わずかながら顔汗についても記されています。
ちゃんと知りたい方は上記のレポートを読んで頂くとして、ざっくりと知りたいという方のために顔汗部分にしぼってまとめたものを記していきます。

顔汗治療の方法と推奨度

皮膚科学会では多汗症治療の推奨度を以下のように分類しています。
A 行うよう強く勧められる
(少なくとも 1 つの有効性を示すレベルⅠもしくは良質のレベルⅡのエビデンスがあること)
B 行うよう勧められる
(少なくとも 1 つ以上の有効性を示す質の劣るレベルⅡか良質のレベルⅢあるいは非常に良質のⅣのエビデンスがあること)
C1 行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない
(質の劣るⅢ - Ⅳ,良質な複数のⅤ,あるいは委員会が認めるⅥ)
C2 根拠がないので勧められない(有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある)
D 行わないよう勧められる(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)

これを踏まえ、多汗症治療(顔汗に絞ってます)は次の治療方法の中から推奨度が高い順番で進めていくことを勧めています。

塗り薬:塩化アルミニウム

頭部・顔面多汗症への推奨度:B~C1
塗り薬ということで手軽にどんな年齢でも使えることからおすすめ度としては高い。
副作用として刺激性の皮膚炎があるが、使用を中止したり、保湿剤や治療薬があることから続けやすい。
頭部や顔の多汗症については他に有効な治療があまりないので第1の選択肢である。
目の付近や口周りは皮膚炎などの危険があるので塗るのを避ける。

A型ボツリヌス毒素の局所注射

頭部・顔面多汗症への推奨度:B~C1
重度の脇の多汗症には保険適用だが手掌,足底,頭部顔面に対してはまだなっていない。その理由としては施術の際の痛みのコントロールや多汗症の症状の重さに応じた投薬量が未だに統一されてないため。こういった背景を踏まえ、2番めに検討する治療法である。
このボツリヌス注射について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

手術:胸部交感神経遮断術

頭部・顔面多汗症への推奨度:C1
顔の多汗症に対しての3番目の治療法として胸部交感神経遮断術があげられる。
有効率は80%以上であるが、重い合併症として、代償性発汗(背中、胸、ふとももなど体幹部の汗が増加する)は避けられない。
他の治療法が効かない場合などで、代償性発汗の発生に関して十分に検討した上で手術するべきということでおすすめ度としては低い。

内服療法

頭部・顔面多汗症への推奨度:B~C1
頭部・顔面多汗症にはその他に効果的な治療が少ない。その点を踏まえ内服療法は推奨度:B~C1とし、治療としては塗り薬(酸化アルミニウム)と同列の第1選択肢になりうる。
内服療法で使用されるのは「抗コリン薬」(商品名 プロバンサイン),「clonidine hydrochloride」(商品名 カタプレス),「tofisopam」(商品名グランダキシン)となる。
副作用が比較的少ないので外用療法、ボトックスが無効あるいは、これらの治療が行えない症例(とくに頭部顔面多汗症)には積極的に試みてよい。

精神(心理)療法

頭部・顔面多汗症への推奨度:C1
多汗症に対する精神(心理)療法はそれ単独では効果を期待できない。しかし認知療法は頭部・顔面の多汗症においても外用療法や内服療法と併用することでその効果をより高める可能性がある。

顔汗に対する治療のステップ

というわけで皮膚科学会の治療に対する推奨度を見てきたわけですが、治療の優先順位で並べるとこうなります。
1.内服療法(プロバンサインの服用)もしくは塗り薬(塩化アルミニウムの塗布)
↓効かなければ
2.A型ボツリヌス毒素の局所注射(ボトックス注射)
↓効かなければ
3.手術(胸部交感神経遮断術)
となります。

しかしながこれらの治療の中で顔汗を「完治」させるものは存在しません。
唯一、胸部交感神経遮断術ならば顔汗を出さなくする可能性がありますが、副作用として他の部分から汗が出ることになります…。

まとめ

顔汗治療ではどのようなものがあるかわかりましたでしょうか。皮膚科学会から示されたものとしては、まずは塗り薬か内服薬での治療から試していく事となります。
しかしレポートの中でも

重度の掌蹠多汗症や,頭部顔面多汗で非常に困っている患者は多く,今後新しい治療が開発されることを期待する。

と書かれている通り、今現在の顔汗治療では完治させるすべがなく、限界があることを述べています。

それ故に、治療を始める以前に顔汗対策を色々と試すことが重要です。
治療などせずとも,、もしかしたらあなたに合う顔汗対策方法やグッズがあるかもしれませんよ。

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