顔汗のせいで今まで頑張ってきた美容師という仕事を辞めることになりました。普通量の汗しかでない方からしたら「たかが顔汗で…」と思われるかもしれません。しかし接客業、さらにお客さんと長時間1対1になるような仕事ではとても汗に関して敏感になってしまうものなのです。私と顔汗との「長い付き合い」の始まりです。
顔汗が歳を重ねるごとに多く出始める
顔汗で悩み始める前、私は違う悩みを持っていました。それは脇汗です。20歳で美容師となり、これから社会人としてがんばっていこう!とした矢先でした。
少し暑い日や、暖房の効いた部屋にいる時にふと脇汗の量が昔より多くかいているような気がしました。
普段の生活をしている時はなんともないので、最初は気のせいだと思っていました。
しかし仕事でミスが許されない時や、女性とデートの時などの緊張した場面。お風呂上りや、運動した時などの汗をかきやすいシチュエーション時にあきらかに異常な量の脇汗をかくようになっていました。
まだ許容範囲内の汗の量でしたので、脇汗パッドや制汗剤を駆使して隠すことが出来ていました。
ところが年齢が上がるにつれて、今度は顔(額やうなじ)から大量の汗が出るようになってしまいました。お酒をよく飲むようになったから?運動をしなくなったから?原因は分かりません。
顔汗で仕事に支障が出てくる
脇汗は服などで隠せていたのでなんとか凌いでいたのですが、顔汗ともなるとそうはいきません。
夏の冷房が効いている仕事場だとしても、働いていると顔汗がみるみる出てきてしまいます。
冬場なんて暖房が効いているから尚更、仕事中は顔汗ダラダラになってしまいました。
美容師という職業柄、お客様に密着しての仕事です。自分の顔汗について悩み始めてしまいました。
自身の顔汗はどう思われているのだろう?
嫌がってるんじゃないかなぁ?
臭いはしてないだろうか?
不潔だと思ってんじゃないか!?
こんな顔汗だらけの美容師にカットしてもらいたくないだろうなぁ…
などと、どんどんネガティブ思考に陥ってしまいました。
顔汗のせいで仕事を辞めた
そしてとうとう顔汗をかくことのプレッシャーに耐えられなくなってしまい、美容師を辞めることにしました。
顔汗を止める方法を探す生活の始まり
美容師を辞めたからといって仕事をしないわけにはいきません。とりあえず実家に戻り地元で仕事を探しました。直接人と関わるような接客業は顔汗のせいでもはや出来ません。なるべく人と接しないデスクワークの仕事になんとか就くことが出来、今に至ります。
とはいえ美容師だったということもあり今まで外見には気を付けて生きてきました。顔汗がひどいとはいえ「汗っかき」のイメージを付けたくない!っとどうしても思ってしまいます。変なプライドを捨てられればよいのですがどうしても譲れないものがあるのです。それからというもの日常の中で汗をなるべくかかないようにするためにはどうしたら良いか??という試行錯誤の生活が始まりました。