顔汗をかいてしまって恥ずかしい…という経験は誰しもあるかと思います。しかし注意したいことは顔汗をかいた後にあります。それは顔汗を放置したことによって起こりうるトラブルです。
今回は顔汗放置による様々なトラブルの原因を探り、解決方法をまとめていきたいと思います。
臭い
顔汗はまず見た目に恥ずかしい思いをしますが、その次に困る症状が汗臭さでは無いでしょうか?
汗はかいた瞬間はほぼ無臭です。しかし汗をかいたまま放っておくと、時間と共に"アンモニア臭"が発生してしまいます。このアンモニア臭がニオイの原因になります。
解決方法
1番はやはり汗をかいたあとすぐにシャワーやお風呂に入る事です。
外出先で汗をかいた場合には、汗をかいた直後であればすぐに拭き取る事で臭いを激減してくれます。
それでも汗の臭いが気になり、ニオイを消したい場合があると思います。その際は除菌消臭効果のあるウェットティッシュがおすすめです。出ている顔汗をタオルやハンカチなどで拭いた後に、除菌消臭効果のあるウェットティッシュで拭きます。シャワーに入った場合と同等の効果を発揮し、臭いの元を消し去ってくれます。
肌荒れ
顔汗を放置する事により起こるトラブルの中でも酷いのが肌荒れです。
通常、肌は弱酸性の性質を持っており、何もしてなくとも殺菌効果があります。しかし汗をかいて放置すると、汗が付着している箇所の肌はアルカリ性に変わってしまいます。すると雑菌が増殖し、肌荒れを引き起こします。
また汗によりホコリやチリなどが肌に吸着しやすくなります。するとホコリやチリに含まれる有害な物質によりさらに肌荒れを加速させてしまいます。
さらには汗を吸収した肌は柔らかくなっていて傷つきやすくなっています。普段と同じように乾いたタオルなどで拭いてしまうだけでも傷ついてしまいます。肌の角質が傷つきと汗腺壊れや詰まりの原因になり、汗を正常に放出することが出来なくなります。そうなってしまうとニキビや吹き出物や汗疹といった肌荒れの原因になります。
解決方法
汗をかいた瞬間からキチンと拭き取る事や、顔を洗顔することで皮膚を清潔にしておく必要があります。
そのうえでビタミンサプリなどを摂取し、皮膚の状態を健康に保つことが効果的です。
乾燥肌&べたつき
汗のメカニズムとして、かいた汗が冷えて蒸発することにより人の体温調節を行います。実はその時に元からある肌の水分も一緒に蒸発させてしまいます。
肌の水分を一緒に蒸発させたことにより、肌は通常よりも乾燥した状態になってしまいます。すると肌は乾燥を防ごうとし、皮脂の油分を分泌して補おうとします。通常以上に分泌された油分により"べたべたとした肌"になり、より肌荒れ&臭いの原因になります。
この現象が肌が「乾燥」しているのに「べたついている」という元になっているわけです。
解決方法
汗により体温調節をした時の水分の蒸発を防ぐために、汗をかいた瞬間からしっかりタオルで拭くことが1番。もしくは失った水分を補うために、肌に潤いを与える制汗スプレーやクリームなどを塗るようにしましょう。
薄毛
汗を放置する事により雑菌が繁殖することは先程の「肌荒れ」の項目で説明しました。これは頭皮でも同じで、汗で増えた雑菌は毛根などに付着浸透して頭皮環境を壊します。これが抜け毛や薄毛の原因の1つになります。
汗による雑菌が皮脂と混ざり、蒸された状態になると、より雑菌の増殖を加速させます。
さらにはホコリやチリなどに含まれる有害な物質も付着し、混ざってくると大変です。より毛穴や毛根にダメージを与え、頭皮が正常に髪の毛を作るサイクルを奪います。
これらは男性女性に関係なく起こる薄毛の原因の1つともいわれています。
解決方法
乾いたタオルやティッシュ等、よく汗を吸うもので頭皮を抑える。
事前に出来る対処法としては頭にも使える制汗スプレーを振ってから出かける。さらにはミント系の制汗シャンプーで頭を洗い、頭皮環境を良くして汗をかきづらくする。などの対策があります。
頭には髪の毛が生えており、汗の処理が難しく放置しがちです。がんばって対策しましょう。
まとめ
汗を放っておくと起こるトラブルは様々あります。顔汗で悩んでいるのに追い打ちをかけるものばかりです。ニキビや吹き出物等の肌荒れ、乾燥肌、薄毛などなど。何か対策をしないと外面的にダメージを与えてくるものばかりです。
そんなトラブルを抱えてしまうと「顔汗をもっとかかなくしなければ!」と悪循環な思考になってしまいます。顔汗をかいても大丈夫なようにしっかりとトラブル対策をしておきたいですね。
顔汗で悩んでいる方が一人でも多く救われますように一緒に頑張って行きましょう。