"汗をかく"といっても実は様々な種類で分類されています。自身の汗はどのようなタイプでしょうか?発汗の種類やメカニズムがわかれば、汗の対策も立てやすくなりますよ。
発汗作用は人間にとって大切なもの
はじめに、"発汗"は人間にとって大切な体温調節機能です。人は体温が37度弱になると脳に"汗をかく"信号を送ります。信号を受け取った脳からは汗をかくよう、視床下部→交感神経→交感神経末端→アセチルコリン→汗腺受容体へと命令がいき、汗の量によって体温調節をしています。この機能のおかげで私たちは体温が上がりすぎずに身体を平常に保っていられるのです。
発汗の種類と原因
次に"発汗"にはどういった種類があるのか見ていきたいとおもいます。種類は大きくわけて3つあります。
この発汗の種類を見ながら、自分が汗をかくのはどのような時かを把握しましょう。原因を知れば対策も立てやすくなります。
温熱性発汗
温熱性発汗とは気温の変化、夏の猛暑、冬の寒冷、冷暖房などの温度変化、体を動かす運動などによる「体温の変化」で発汗する事をいいます。
これは人間の生理現象で起きる発汗作用です。温熱性発汗は体の体温調節をし、体に溜まった熱を放出して体温を下げる役割をになっています。
この温熱性発汗は主に「顔」「首」「胴体部分」など全身から汗をかきます。
精神的発汗
精神的発汗とは人の心理状態が"緊張"や"興奮"などした時に起こる発汗で、精神状態による発汗作用である。
これは人間の精神状態からかく汗です。体の各部位のシワの部分から多く発汗し、"ドロっとした粘っこい汗"が特徴的です。
この精神的発汗は主に「顔」「手の平」「脇」「足の裏」などの体の部位に汗をかきます。
味覚性発汗
味覚性発汗とは"香辛料"や"辛味"、"酸味"など刺激の強い食べ物や熱い食べ物を食べた時、臭いを嗅いだ時などに出る汗です。
これは、刺激物を食べたり、嗅いだりした場合に起こる発汗で、食べたり嗅いだりした場合に"一気に吹き出る汗"が特徴的です。
この味覚性発汗は主に「頭」「顔」「額」「鼻」「口」など顔中心に汗をかきます。
まとめ
このように汗には3種の発汗作用があります。それぞれ意味があって人の身体は汗をかいているのです。
しかし生活の中ではどうしても汗をかきたくない場面があります。また、私みたいにあきらかに尋常でない量の汗をかいてしまい困ることもあります。
そんな汗で困っている方々のために当ブログで様々な汗への対策をお伝えしていければなと思っています。